小学生になると、放課後お友だちの家に行くことが増えてきます。
とはいえ、「いってらっしゃ~い」とただ見送るだけでいいの?尽きないママのお悩みを考えましょう。

ひとりで遊びに行かせるのって何歳から?
「付き添いなく、ひとりで家から遊びにいく。」
これは子どもの成長ではありますが、危険も伴います。多くの方は何歳頃からOKしているのでしょうか?
地域や遊ぶ場所、人数にも大きく左右されるとはいえ、指標はあります。
- ある程度のコミュニケーションが取れること
- ”危険な人や場所には近づかないようにする”という意識が持てるかどうか
これらを考えると小学校3~4年生がベターと言えるかもしれません。つまり、”以下のような状況になった時、判断ができるかどうか”なのです。
- 自分やお友だちがケガをしたとき、助けを呼べるのか?
- 遊びに夢中になっても水分補給ができるのか?
- 帰る時間や不審者がいないかなどを気にすることができるのか?
中には、「そこまで~?」と思われる方もおられるかもしれません。ほかのママから「過保護すぎ!」と言われ、気にしてしまうママもいらっしゃるようです。
でも、子どもの安全は考えすぎくらいでちょうどいいのです。周りの意見に合わせるよりも、あとで後悔しないことを選びましょう。
”お外で遊ぶルール”を決めよう

外には危険がいっぱいあることを、しっかりと教えることが大切です。
注意したいのは、その時のセリフで「子ども」を強調しないこと!子どもって、子ども扱いされることを嫌がります。ここは「大人の仲間入り」だと伝えましょう。「パパやママも、外に出るときにはいろいろなルールを守っているんだよ。同じようにできるかな?」と言えば、がんばってくれるはず!
決めておきたいルール
- 知らない人にはついていかない。話を聞かない。物をもらわない。
- 信号はきちんと守る。信号を守らない車もいることも知っておく。
- 行き先はきちんと伝える。途中で行き先を変更しない。
- お友だちの家で遊ぶ時にはあいさつをする。暴れたり、迷惑をかけない。
- お友だちの家の中をうろうろしない。冷蔵庫や他の部屋を開けたりしない。
- お友だちにおごらない。おごってもらわない。
- 門限はきちんと守る。
など。お住まいの地域によって、立ち寄ってはいけないエリアなどを追加してもいいと思います。
手土産って持って行くべき?
最近はアレルギーのこともあるので、不用意に持たせない方がいいようです。毎回出してもらって気になるようなら、子どもに「お友達となにを食べているのか」をリサーチして同じ物を持たせるといいかもしれません。心配な場合は「アレルギーなどお持ちではないですか?」とメモを添えておけば気持ちが伝わります。
ママがしておきたいこと
小学生になると、お友だちはご近所さんとは限りません。校区が広がるため、「○○くん」「○○ちゃん」と言われても、ママには「誰だろう?」という感じに。住所や連絡先を知らないことも多いでしょう。
そこでママに求められるのが情報収集力!授業参観などの機会を活かして子どものお友だちと、そのママとの交流を深めましょう。「遊んでくれてありがとうございます。」という気持ちを伝え、お互いの連絡先を交換しておけば安心ですよね。
お外で遊んできたらお話チェック!
子どもがお外で遊んできたら、「楽しかった?」と積極的に様子を聞いておきましょう。
- どこへ行って、どんなことをしたの?
- メンバーは?
これらを聞けば、子どもの状況をある程度把握することができます。
例えば、「ケンカしちゃった。」「イジメられた。」……などが話に上がれば、すぐに対応できますよね。危険なところに行っていないかなども確認することができます。
「へ~、そんなことがあったんだ。楽しかったね。」
「○○くんってすごいんだね。」
というように話を盛り上げて、いろいろ引き出せるとベスト!子どもの立場や、お友だちとの関係性をわかっておくことが、ママの安心を作るのです。
子どものお出かけには不安がつきものですが、きちんと対策すればトラブルは避けられます。
ママは前には出ないけれど、裏方さんポジションでの役割がいっぱい!
ここはがんばりどころですよ!