いまさら聞けない、恥をかかないためのお茶出しマナー。

お茶出しとコピー取りは、新入社員が真っ先に覚えるお仕事というイメージがあります。
「今までもやったことあるし、簡単簡単!」……と思いながらも「そのマナー、本当に合っているの?」と不安になるのが、お茶出しあるあるです。
お客さまに失礼のないお茶出しマナー、一緒に見直してみましょう。

お茶出しは社会人の基本、ですよね。

お茶出しの手順

お客さまが来られたら、すぐにお茶の用意をはじめましょう。
お茶出しには、お客さまを歓迎するという「おもてなしの心」が含まれます。だからこそ、その心をできるだけ早く伝えるためにもお茶出しタイミングは「早め」がいいのです。
では、順を追って説明していきましょう。

1. 入室します。
ノックは3回。「失礼します」と声をかけ、一礼して入ります。

2. お茶をセットします。
サイドテーブルかテーブルの端にお盆を置き、その場で茶托と茶碗をセットします。

3. お茶を出します。
お茶出しはお客さまの右側から。「どうぞ」とひと声かけ、茶碗の柄がお客さまに向くように両手で出します。

4. 退室します。
静かにドアへ向かい、一礼して退出します。

気をつけて欲しいことは、会話を遮らないこと!
サッと来て、サッと出す。お客さまは商談や相談など用事があって来られているのですから、そこに集中できることがなによりも大切です。お茶出しのことは記憶に残らないくらいでちょうどいいのです。

飲み物はどう選ぶ?

「お茶出し」とは言いますが、飲み物はお茶だけではなく、コーヒーや紅茶も用意されています。これ、なにを基準に選べばいいのでしょうか。

会社によって基準はさまざまですが、一般的には温かいお茶を基本とし、季節に合わせて冷たいお茶に変えている会社が多いようです。コーヒー・紅茶の場合は好き嫌いがありますので、社員から指示があったときのみお出しするといいでしょう。

ちなみに、お客さまに好みを聞いた上で飲み物をお出しする、という会社の場合にはWhatではなくWitchでお聞きするようにしましょう。
つまり「温かいお茶と冷たいお茶、どちらがよろしいですか?」と聞かれればお客さまは答えやすいのですが、「お飲み物はなににされますか?」と聞かれてしまうと遠慮してしまい、「お気遣いなく。」となってしまう場合もあるのです。

飲み物の出し方マナー

お出しする飲み物によって、出し方が異なります。飲み物別の出し方マナー、この機会にしっかりチェック!ぜひ覚えておきましょう。

お出しする飲み物によって、違ったマナーがあるのです。

温かいお茶

上の項でも書きましたが、茶碗と茶托はお盆の上に別々に乗せて用意します。セットするのは、お出しする直前に。茶碗に柄がある場合にはお客さまに向くようにセットします。

冷たいお茶・コーヒー・紅茶

先にコースターを置き、次にグラスを置きます。ストローがあればその次に。複数人いる場合であっても、ひとりずつ丁寧にお出ししましょう。一気にコースターを並べ、一気にグラスを置く……なんてことをしてはいけません。

温かいコーヒー・紅茶

温かいお茶のときと同様に、お盆にはカップとソーサーを別々に乗せて用意します。セットするのは、お出しする直前に。その際カップの取っ手がお客さまの右側にくるようにします。スプーン・砂糖・ミルクはソーサーの手前もしくは中央付近にまとめて置きましょう。

マナー通りにいかない場合は

今回はお茶出しのマナーについてご紹介しました。
でも接客にはイレギュラーがつきものです。そんなイレギュラーに対応できてこそ、本物の「おもてなし」。

例えばお茶出しの際、お話し中であれば「どうぞ」の声かけはなくても構いません。目礼のみで済ませ、邪魔をしない心がけが求められます。
右側からお出しするのがマナーではありますが、右側にスペースがないなど出し辛い理由がある場合には、厳守する必要はありません。
また、「急いでいますのでお茶はいりません。」とお客さまがおっしゃられることもあります。そんなときは従いましょう。無理に出しては、かえって気を遣わせてしまいます

臨機応変に対応を変えながら、且つ印象のいい対応を心がけましょう。

大切なことはお客さまの気持ちを第一に考えること。そして「たかがお茶出し」だとは思わないこと。
お茶出しがスムーズに丁寧にできる方は、お仕事もできる方、なのです。

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