給与や手当はどうなるの?介護休暇と介護休業について知ろう

高齢化社会となっている日本。
今後ますます高齢者割合が増加していく中、誰にとっても、介護の問題はひとごとではありません。
介護休暇とは?介護休業とは?
存在は知っていても、その内容を詳しく知る方はあまりいないようです。必要となった時、すぐに活用できるよう、今のうちに仕組みを知っておきましょう。

介護休暇と介護休業の違いとは?

「介護休暇」と「介護休業」、良く似た言葉ですし、どちらも要介護状態の家族のためにお休みを取得できる制度。しかし、使い方や給付金の有無などで異なります。
取得のための条件も変わってきますので、まずはその違いを理解しておきましょう。

介護休暇

内容

  • 1日もしくは半日単位で、突発的に休むことができる制度です。
  • 対象家族1人につき、1年に5日まで。対象家族が複数の場合は、1年に10日までの取得が可能。
  • 休暇当日の申し出でも取得可能となっています。

取得できない労働者

  • 日雇いの方。
  • 雇用期間が6ヶ月未満である場合。
  • 1週間の所定労働日数が2日以下しかない方。

介護休業

内容

  • まとまった日数を計画的に休むための制度です。
  • 対象家族1人につき93日までの取得が可能で、3回まで分割で取得することができます。(3回の分割に達してしまうと、取得日数の残があったとしても、それは無効となってしまいます。)
  • 原則的に、2週間前までに申し出なければいけません。
  • 介護休業給付を申請することができます。

取得できない労働者

  • 日雇いの方。
  • 労使協定で定めのある労働者の場合。

 

介護休暇や介護休業は、年齢を重ねる毎に、利用する機会が増えていくと考えられる制度です。
必要となってからでは、慌ててしまします。何でもない時に理解を深めておけば安心ですよ。

介護休業給付金制度って何?

介護休業を取得する者が、雇用保険の被保険者であり、一定の条件を満たしていた場合に支給される給付金です。
支給額の計算方法は、以下の通り。

「休業開始時賃金日額×支給日数×給付率67%」

ただし、

  • 賃金支払基礎日数
  • 支給日数の通算
  • 介護休業を開始した日

により、支給されない場合がありますし、計算方法内の給付率も変化します。
支給には細かな規定がありますので、介護休業給付金制度の利用を希望される場合には、まずはハローワークで詳細をお聞きになることをおすすめします。

ちなみに、介護休暇の場合には給付金に関する法的な定めはなく、もらうことはできません。
各企業の判断により、介護休暇に対しても、給与の何%かを支給する取り決めを設けている場合もあるようですが、これはあくまでもその企業の裁量によるもの。取り決めのない会社にお勤めの場合には無給となり、支給を求めることはできません。
よって、介護によるお休みの場合でも、介護休暇ではなく、有給休暇として申請した方がお得になる会社もあることを知り、事前に調べておくことが大切です。

 

介護離職とならないためにも、介護休暇や介護休業を上手に活用して、自分自身の身体をこまめに休めてあげることが重要なのです。

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