教えて!最低賃金とは?

「最低賃金」って言葉は知っているけれど「テレビのニュースで見るくらいで、とくに内容は詳しく知らないな」という方、多いようです。時間額で発表されるため「月給制の人には関係ないんでしょ?」と思っている方も。
時給制・日給制・月給制、どんな働き方をしていても最低賃金は深く関係してくるんですよ!

そもそも最低賃金って何?

最低賃金とは国が定めた地域や産業別の賃金最低限値のこと。雇用形態に関係なくすべての働く人に適用される制度で、もし最低賃金に満たない額しか支払われていない場合には差額を請求する権利が与えられています。
また違反していた場合は最低賃金法違反となり、企業には50万円以下の罰金が科せられます。

自分の地域の最低賃金が知りたい!

最低賃金については、こちらで知ることができます。

http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/minimumichiran/
(引用:厚生労働省HPより)

ただし最低賃金は毎年審議されており、その都度見直しの可能性があるため毎年のチェックが必要です。

最低賃金が変わるタイミングとは?

毎年夏ごろ最低賃金の見通しが決まります。テレビのニュースで取り上げられるのもだいたいこの時期。そして1~2ヶ月位後に、都道府県別の具体的な金額が発表されることとなります。
ただ、ここではまだ決まっただけ。実際に適用されるのは発効日からです。この発効日、県によって異なるのですがおおよそ10月前後となっています。

最低賃金が変わった時の給与計算はどうなるの?

例えば10月14日が発効日であった場合、10月13日までを旧の最低賃金で計算し、10月14日からを新の最低賃金で計算しなければいけません。
面倒だからと10月分をまるまる新の最低賃金で計算するのはアリですが、逆に10月分をまるまる旧の最低賃金で計算することは違法となっています。もちろん元々賃金が高く、最低賃金が変更されても関係のない場合にはいつも通りの支給となっても問題ありません。

賃金の換算方法

時給制の方だけでなく日給制や月給制で働いている方でも、最低賃金は関わってくることが分かりました。でも時給制じゃない場合、どう見比べたらいいのでしょうか。下記で詳しく解説していきますね。

時給の場合

これは簡単ですね。自分の貰っている時給と最低賃金額を見比べるだけでOKです。

日給の場合

こちらも難しくはありません。日給を労働時間で割り、1時間当たりの金額を算出します。この金額と最低賃金額を見比べればOKです。

月給の場合

こちらが少々ややこしくなります。
計算に使用するのは、月給の総額ではありません。基本給に職務手当などを加算した金額を使用します。これを所定内給与と呼びます。
ちなみに時間外勤務手当や精皆勤手当・通勤手当・家族手当などは所定外給与となり、対象ではないため加算されません。労働時間は月あたりの所定労働時間を使用。もちろん残業時間などは省かれます。
以上より所定内給与を月あたりの所定労働時間で割り、1時間当たりの金額を算出。この金額と最低賃金額を見比べ確認することとなります。

賃金換算参考サイト

(引用:共に厚生労働省HPより)

プラスα の情報として

「そもそも最低賃金って何?」の項目でも書いた通り、最低賃金には地域だけでなく産業別の設定もあります。ただこちらは特定の産業に限っての設定であるため、今回は汎用性の高い「地域の最低賃金」についてのみピックアップした記事としました。

産業別の最低賃金について知りたい方は、こちらを参考にして下さいね。
http://www2.mhlw.go.jp/topics/seido/kijunkyoku/minimum/minimum-19.htm
(引用:厚生労働省HPより)

最低賃金は、国が定めたすべての労働者のための制度です。
きちんと理解し計算もして、給与を取り損ねることのないようにしましょう!

関連記事